保育士人口が他の都道府県と比べると非常に低く、全国46位という最下位委から2番目の値を示しています。しかし、鳥取県の総人口自体が全国最下位であるためそれに比例していると考えると決して極端に低い値ではありません。
都市部においては求人の競争率が非常に高く全国4位を示していることから、都市部においては保育士の数より保育園が足りないというのが現状です。
実際に鳥取県で希望の転職先で働くための注意点を紹介していきたいと思います。
是非、参考にしてみて下さい。
1.鳥取県の保育士の平均年収と求人募集
全国的に保育士の給料の安さ、待遇面の悪さは大きな問題となっています。鳥取県もその影響を受けている県の一つであり、保育士は低賃金という図式が一般化しています。
鳥取県の保育士は比較的低賃金
鳥取県で働く保育士の平均年収は、2016年現在で267万円となっています。保育士の全国平均年収は309万円なので、全国平均と比べると県内の平均は40万円ほど低くなっていますが、鳥取県は全従業者の平均年収も全国平均の468万円(2016年現在)と比べると378万円(2016年現在)と90万円程度低いため、鳥取県の保育士だけが低賃金というわけではありません。
保育士の年収は他の職業より少ない
保育士のお仕事は全国的に低賃金と言われていて、保育士の平均年収と全従業者の平均年収を相対的に見てみると、保育士は他の職業と比べて年収は66%程度となっています。鳥取県の場合でも保育士とほかの職業との相対年収には大きな差があり、保育士として働く場合には、他の職業の70%程度しか稼ぐことができません。そう考えると、保育士は低賃金という図式は、鳥取県でも決して例外ではないと言えるでしょう。
高待遇を狙うなら公立の保育園
県内には公立の保育園もあれば私立の所もありますが、ボーナス支給が充実しているのは公立の園と言われています。公立の保育園で働く保育士は、立場的には公務員ということになり、ボーナスも年に2回支給されることになります。
私立も公立も求人募集を比較しよう
鳥取県のような地方においては公務員は高待遇の仕事と人気があり、公務員となる保育士も私立の保育園と比べると高待遇で働ける職場が多いようですね。もちろん、私立の保育園が必ずしも低待遇というわけではありませんので、転職活動をする際には、公立・私立にこだわらずにたくさんの求人募集を比較することが大切です。
2.鳥取県の保育士人口と求人の地域差
全国的にみても保育士人口が圧倒的に少ないのが鳥取県です。しかし、都市部ではまだまだ保育士のニーズは大きいので地域格差についても踏まえた上で転職活動をして頂きたいです。
全国的に見ても保育士人口が少ない
鳥取県の保育士人口は、2016年現在で2600人程度とそれほど多くありません。毎年少しずつ増えてきてはいるものの、大きな変動はなく、毎年20人~30人程度の増加となっているようです。この保育士人口は他の都道府県と比べても決して多いわけではなく、全国的には46位と、最下位から2番目という低い数字になっているのが特徴ですね。
鳥取県の保育園には地域格差が目立つ
鳥取県では、都市部には核家族が多いので保育園のニーズがあり、そうしたエリアでは希望する保育園に入れない待機児童問題などもあります。しかし、農村部に行くと子供が祖父母と同居している家庭が増えるため、保育園のニーズや緊急性はそれほど高くなくなるケースが多く、そうした理由のために保育園や保育士の数があまり増えていないのかもしれません。
求人倍率は他の都道府県より高い
県内の保育士求人倍率を見てみると、ほかの都道府県よりも高い2.11倍となっていて、保育園の数が不足しているために、働きたくても働けない保育士がいるという状態となっています。県では少しでも保育園不足を解消するべく、対策に乗り出していて、今後は保育士が働ける職場が増えていくことが期待されています。
過疎化が進む地域でも高待遇で働ける
保育士の待遇や労働環境が改善されて多くの人が保育士として働ける県になっていくことが期待されています。鳥取県のように過疎化が進む地域でも、保育士は高待遇で働いているという地域はたくさんありますから、鳥取県も今後はそうした地域の一つになることを期待したいものです。
3.鳥取県の保育士転職の注意点2つ
保育士人口が全国で最下位から2番目の鳥取県ですが、保育士の転職の倍率はなんと全国4位という高い値を示しています。そのため、希望の転職先を見つけるためにも工夫が必要ですので一緒に見ていきましょう。
転職先の競争率が非常に高い
鳥取県で保育士が転職をする際には、仕事によっては競争率が高くなり、応募してもなかなか採用に結び付かない場合があることを理解しておく必要があります。鳥取県の保育士求人倍率は、2016年現在で2.11倍となっていて、全国的にみると東京都、滋賀県、徳島県に続いて4位となっています。
仕事を得られる確率が低い
1つの仕事に対して2人以上が応募するということになり、ほかの都道府県と比べると気に入った仕事をゲットできる確率が低くなってしまうということを示しています。特に、都市部においては保育園の数が多いために各園が保育士獲得に向けて待遇面における競争が進んでいて、求人募集を見ていても、待遇が良いお仕事もあればイマイチなお仕事まで幅広くあります。
ポイント
どうせ転職するなら少しでも待遇が良い職場で働きたいと考える保育士は大勢いるので、高待遇の職場や人気の求人募集に対しては人気が集中し競争率が上がるため注意
マイカー通勤が多いため勤務地選びに注意
こうした激戦を勝ち抜いて採用されるためには、普段から保育士としての知識や経験、スキルを積むことを意識しながら職務に励むことが大切です。幅広い職務を積極的にこなし、職務経歴書に記載できる内容を一つでも多くできるように工夫することで、転職の際に条件が良く満足度が高い職場に採用されやすくなります。
ポイント
県内ではマイカー通勤率が高く、保育園は必ずしも駅から通いやすい立地条件にあるというわけではありません。通勤に電車を使いたいという人は、施設のロケーションも転職活動では要チェックポイントと言えるでしょう。
4.鳥取県で保育士求人を探す時のポイント
転職の時期はやはり、卒園の時期がおすすめです。その時期に間に合わせるためにもはやめの1月頃からスタートを切ることを事をおすすめします。
卒園の時期が転職の狙い目
鳥取県で保育士求人を探す場合には、時期によって求人募集の数が大きく変わるので注意しなければいけません。保育士のお仕事は園児たちを預かるお仕事なので、卒園の時期が来る年度末のタイミングで転職する人が多くなります。
求人募集も、そうしたタイミングに合わせて1月から3月ぐらいに増えるので、転職を考えている人にとってはたくさんの選択肢の中から希望や条件に合わせて選びやすくなるというメリットが期待できます。
多様な方面から求人を探そう
県内でも都市部の保育士求人なら、保育士転職サイトを利用すると効率的な仕事探しができますが、都市部を少し離れると、そうした転職サイトでは網羅されていない場合が多くなるので、ハローワークを使って求人探しをしたり、市町村役場に求人の貼り紙が出されていたりすることもあるので、色々な方法で探すことが必要となります。
媒体ごとに求人内容は異なる
一つの方法だけだと、どうしても求人情報が偏ってしまいますし、すぐそばに条件の良いお仕事があっても見つけられなければ応募することはできませんよね。それぞれの媒体ごとに取り扱っている求人内容は異なるので、できるだけ選択肢を増やすために複数の方法を同時進行で求人探しをするのがオススメです。
公立の保育園がおすすめ
県内で待遇が良い保育園のお仕事を探すなら、公立の施設とか都市部にある施設をチェックしてみると良いでしょう。私立でも高待遇のお仕事はありますが、鳥取県の場合には公立の園がかなりの高待遇となっていて、転職希望者からも人気があるようです。
5.鳥取県使える転職サイト
鳥取県で転職を考える保育士の方にオススメの保育士転職サイトをご紹介しています。鳥取県の保育士求人へ転職をお考えの方は、是非下記にご紹介している保育士転職サイトを利用してみてください。
保育のお仕事「細い条件指定可能」
福祉事業のさまざまなサービスを手がけるウェルクスが運営するのが保育のお仕事です。保育士・幼稚園教諭のお仕事も探すことができます。保育園の名称以外にも細かい情報を指定して検索することができるため、こだわりを持って転職活動をされている方にはとても探しやすいサイトになっています。鳥取県での求人探しには非常に適しているといえるでしょう。
毎日求人が更新されるので、いい求人がみつからない時でも根気よく探すことをおすすめしますし、逆に希望の求人を見つけた場合は即座に応募することが早く転職先を見つけるコツです。
保育士バンク「限定求人多数!」
保育に関するさまざまな事業を手がけているネクストビートという会社が運営しているのが保育士バンクです。 厚生労働大臣認可の日本で最も大きな求人サイトとなっています。保育士バンクだけの求人があることも魅力の一つです。
全国47都道府県の求人をカバーしているので鳥取県にも対応しています。子育て中の女性がコンサルタントとして活躍しているので経験した人からアドバイスをもらえたり相談できることも人気の理由です。
保育ひろば「好条件求人ならここ!」
大手人材サービスのネオキャリアという会社が運営している、保育士専門の人材紹介のサイトです。保育ひろばは求人数が沢山あるため、保育士にとって好条件の求人が豊富なのが特徴的です。そして、各エリアごとに専門コンサルタントがいるため施設自体の情報や環境にも詳しいため鳥取県の方でも安心して相談することができます。
対応のスピードもとても早いことで有名なので、早く次の転職先を見つけたいという方には強い味方になってくれるサイトです。
まとめ
保育士人口が他の都道府県と比べると非常に低く、都市部の求人の競争率が非常に高いため、都市部においては保育士の数より保育園が足りないというのが鳥取県の現状でした。
そのため、求人の競争率が高く転職先を見つけにくいので一番求人数が多くなる1月から3月の時期に複数の転職サイトを使用し、多方面から転職先を探すことをおすすめします。
鳥取県で保育士として転職をお考えの方は是非参考にしてみて下さい。
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ホイミー(元保育士)

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