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年度途中で退職する保育士の注意点と面接対策

保育士は一般的に「年度途中での退職」に対する印象が悪いのですが、事前にきちんと報告しておけば、年度途中の退職も基本的には可能です。

さらに、園によっては年度途中の保育士求人を出しているところがあるため、タイミングよく転職活動をすれば、年度途中に退職してもすぐに再就職することもできます。

このページでは、年度途中に退職する保育士に知っておいてほしいポイントについてまとめています。

 

1.保育士が年度途中で退職する際に注意すること

年度途中で退職する際の注意点を教える保育士

まずは、保育士が年度途中で退職する際に注意することについ解説していきます。

 

(1)退職希望は退職日の1ヶ月前には伝えること

民法では、2週間前に退職を予告する(退職届を出す)ことで自己都合退職できるとされていますが、円満に退職するためには、引き継ぎ期間や後任が雇用されるまでの時間も考え、1ヶ月以上前には伝えるようにしましょう。

また、もし園の就業規則や雇用契約書に「退職する際は1ヶ月前までに申告すること」など決まりが書いてある場合はそれに従いましょう。

 

(2)退職希望は最初に直属の上司に伝えること

退職の意向は最初に直属の上司(主任がいる場合は主任、自身が主任である場合は園長)に口頭で伝えることが大切です。

また、この時に必ず「いつ頃園長に伝えてもらえるのか」聞いておきましょう。

なぜなら、「辞めさせたくない」等の理由で、話がその上司のところでストップする可能性もあります。

 

報告の順序はちゃんと守ってください

直属の上司より先に他の保育士に相談した場合、下手な噂としてあなたの退職話が園長の耳に入ってしまうことがあります。

そうなると、年度途中の退職でただでさえややこしいのに、余計に話がこじれてしまう可能性があります。

そのため、報告の順序はちゃんと守るようにしてください。

 

ポイント

保育士へのポイント

上司に話すタイミングがなかなかつかめないときには「ご相談させていただきたいことがあるので」と切り出して、話ができる時間を設定してもらうとスムーズです。

 

(3)退職理由は「個人的な理由」を答えること

年度途中で保育士が退職する場合は体調や家庭の事情などといったような、できるだけ個人的な退職理由を伝えるようにしましょう。

またその際には、

  • 体調を理由に退職する場合:「体調が悪いまま勤め続けると、園にも子どもたちにも迷惑がかかるため」
  • 家庭の事情の場合:「保育に専念できないと迷惑がかかるため」

等といったように、園を思う気持ちを伝えるほうが印象は良いです。

 

園が原因で退職するとは言わない

年度途中で退職する理由が、園での人間関係・保育方針・仕事量などによるものであった場合、「改善するので残ってください」という話になりかねないため、あくまで「個人的な理由」であることを強調しましょう。

また、どうしても退職理由をうまく言えないときには、体力的に続けられないというのも1つです。

 

(4)退職が決まったらすべきことに専念すること

退職することが決定したら、園長や他の保育士と十分に相談しながら、引き継ぎやその他の調整を行うことになります。

年度途中での退職のため、残りの期間は他の保育士等から冷たい態度を取られることがあるかもしれませんが、あまり気にせず、すべきことに専念することをお勧めします。

 

ポイント

保育士へのポイント

引き継ぎを十分に行わないような雰囲気であれば、引き継ぎノートを独自につくって上司か園長に渡すか、後任が決まっているなら渡しておきましょう。

 

2.再就職先での面接での回答例

年度途中で退職後の再就職面接で好印象を与える保育士

事情があるとはいえ、保育士を年度途中で退職したということは、再就職先の面接官に決していい印象を与えません。

「次もまた年度途中で辞めるのではないか」等と思われることもあるため、面接では仕事に対する前向きな気持ちを積極的にアピールする必要があります。

また再就職の面接では、保育の仕事を長く続けたいということをアピールし、長く働き続けることでしか得られないものを目標として伝えると良いでしょう。

年度途中に退職したことで「熱意がないのでは」と思われることがないように、経験や資格よりも気持ちのアピールが重要です。

 

(1)年度途中で退職した理由を聞かれた場合

再就職面接で、前職の園に対して否定的なことを述べるのは避けたほうがいいですが、具体的に伝えることができる場合は、ある程度正直に伝えても良いでしょう。

 

【回答例】

子どもたちと関わることはとても楽しくて、仕事内容には満足していていました。ですが上司から理不尽な内容で1時間以上も叱責されることが週に3度もあり、疲労から体調を崩してしまい、退職しました。

他にも、行事などの細かな事柄が会議でなく雑談で決まることがあって、その内容を伝えてもらえないということもよくありました。

そのために子どもたちと一緒に準備していたものが無駄になってしまったこともあり、その園で保育を続けることに疑問を感じるようになりました。

職員同士の連携がうまく取れていることは、子どもたちにとってもいいことだと思うので、今後は職員同士がもっと協力し合える園で働きたいと思っています。

そのために、私自身も積極的に他の職員とコミュニケーションをとって、なんでも相談し合える雰囲気をつくっていきたいと思っています。

退職理由を伝えると、それはさすがに辛かったねと共感してもらえることもありますが「そうなんですよ!最悪でした!」等と悪口に走るのは辞めましょう。

「もっとうまくやっていける方法があったかもしれませんが」と謙虚な態度を取りつつ、最後に前向きな言葉を添えると良いです。

 

同じ地域で転職する場合には注意

保育園は案外、園長同士の横のつながりがあるため、前に勤めていた園と同じ地域で転職する場合には、少し注意が必要です。

そのため、前職の園の園長に伝えた転職理由と大きく異なることのないようにすることをお勧めします。

 

(2)「また年度途中で退職する可能性があるか」と聞かれた場合

「何があるか分からない」「もしかしたら途中で辞めるかもしれない」等と思っても、長く続けるつもりであることをアピールしましょう。

【回答例:1】
貴園ではぜひ長く働かせていただきたいと思っています。前の園では、人間関係の辛さから体調を崩して、やむをえず年度途中で退職することになり、とても悔しい思いをしました。他の先生方にも申し訳なかったなと思いますし、何より子どもたちにも、申し訳ないなと思うと同時に、成長を見届けたかったなという思いがいまでもあります。今度こそ、子どもたちと毎日元気にしっかり関わり、しっかり成長を見届けたいと思っています。

 

【回答例:2】
今度は絶対に年度途中で退職することなく、貴園で長くお世話になることができればと思っています。前の園では家庭の事情でやむをえず年度途中での退職となりました。子どもたちの成長を見届けることができず、また信頼関係を築いてきた保護者の方々の支援も途中になってしまったことを悔やんでいます。いまは家庭の状況も変わり、しっかり時間が取れるようになったので、保育の仕事に専念したいと思っております。

 

(3)その他の回答例

【回答例:1】

前の園では乳児の担任をしている途中で退職してしまいましたが、0~6歳まで、様々な発達段階の子どもたちの保育を経験したいと思っています。

幼児の保育を経験することで、先の発達を捉えた乳児の保育もできるようになっていくのだと思います。

時間をかけて保育に携わり、発達を見据えた保育ができるようになっていきたいです。

【回答例:2】

急に父親の介護が必要になり、やむをえず年度途中で退職しましたが、現在は遠方にいた姉が帰ってきて、父親の介護を手伝ってくれています。

来年度からは、妹も子どもが小学校にあがるので何かと助けてくれます。

ふたりとも、もう1度保育の仕事をやりたいという気持ちを応援してくれています。

退職は当然の権利とはいえ、ただ年度途中で退職した事実だけをみると「当然いつでも退職していいと思っている」という印象を与えかねないため、年度途中で退職したことを「悔やんでいる」「申し訳ないと思っている」という気持ちを伝えておくことも重要です。

 

ポイント

保育士へのポイント

家庭の事情などで辞め、現在その理由が解消している場合はその旨をしっかりと伝えるようにし、家庭内に協力してくれる人がいるかどうかも伝えておくことをお勧めします。

 

まとめ

真面目な保育士であるほど年度途中での退職は悩みがちですが、まずは退職の意思を自分の中で確認し、気持ちが固まったら勇気を持って動いてみると良いでしょう。

また、再就職先の面接では、保育士の仕事に対する熱意アピールし、「また年度途中で辞められるんじゃ・・・」という面接官の不信感を払拭してくださいね!

年度途中で退職しようと考えている保育士は、是非参考にしてみて下さい。

 

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マキノ(現役保育士)

マキノ(現役保育士)

これまで保育園、幼稚園などで働いてきました。ライフスタイルに合わせて、職場や勤務する時間帯を変えながら、ずっと子どもと関わり続けています。 私がこれまで何度も転職を経験したことが、保育の仕事に携わる方、これから携わろうとする方々の役に立てばと思い、ライターをさせていただくことになりました。 転職のスタートから成功まで、少しでもみなさんのサポートができればと願っています。


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