職務経歴書とはこれまでその業種・職種においてどのようなキャリアを積んできたのかをアピールするための書類です。こうした過去の経歴は履歴書に記入するのが基本ですが、経験が豊富な方、あるいは詳細な内容を説明したい実績がある方はよりスペースを取れる書類が必要になることもあります。
やや軽視されがちな存在ではありますが、履歴書だけではなく職務経歴書の作成についてもしっかりと注力していく必要があります。ここでは、そんな保育士転職の「職務経歴書」に焦点を当て、書き方のポイントをお伝えしていきます。
保育士が職務経歴書を書く時のポイント6つ
職務経歴書をうまく作成できるかどうかは面接前の段階で採否を分ける非常に重要なポイントになるといわれます。しっかりした職務経歴書を作成できないとなかなか面接にまでたどり着けないケースも多いのです。売り手市場の保育士ではそこまで職務経歴書で転職活動が左右されるケースは少ないですが、希望にあったよい職場への転職を実現するためにもしっかり作成したいところです。
(1)まずは略歴・職歴をしっかりと書く
職務経歴書を書くときにはまず略歴・職歴をしっかりと書けるよう心がけましょう。職務経歴書というと履歴書を補う形で詳細な略歴・職歴を書くもの、とのイメージが強いですが、実際に人事担当者がひとりひとりの職務経歴書に目を通す時間は1~2分程度といわれています。
(2)業務内容を上手く説明し簡潔にまとめる
書き方の基本はとくに難しくありません。過去のキャリアをうまくアピールできる形で書き連ねていくわけですが、その際には業務内容をうまく説明しつつ、簡潔にまとめられるかどうかが大事です。
簡潔にわかりやすくまとめないといくら一生懸命詳細に書いても伝わりませんし、あまり長々と書いてしまうとかえってわかりづらく逆効果になってしまう恐れがあります。
(3)職場での役割をどれだけ上手くこなせたかをアピールする
他の職種と比べて保育士の仕事はあるプロジェクトで活躍したなどキャリアを成果でアピールするのが難しいため、その職場で求められている役割をどれだけうまくこなせたかをアピールしてみましょう。
とくに保育士の場合は過去にどのような職場でどういった仕事を担当していたのかを具体的に書くようにしないとアピールするのが難しいですから、簡潔に求めつつ伝えることはしっかりと伝えられる内容が求められます。
マニュアルどおりの印象をもたれないように注意
「子供の自主性を重視した」「保護者との連携にも努めた」といったアピール方法もありますが、こうした表現は一歩間違えるとマニュアルどおりの印象をもたれてしまうのであくまで自分ならではのアピールができるように工夫しましょう。
(4)誤字脱字を避け、見やすくなる工夫をする
誤字脱字を避けること、できるだけ見やすいように複数のアピールポイントがある場合には見出しを作るなどの配慮をれば、人事担当者の目に留まりやすい職務経歴書を作成することができるでしょう。
(5)「編年体形式」と「キャリア形式」どちらを選ぶべき?
職歴を書く際には時系列に合わせて書く「編年体形式」とキャリアごとに書く「キャリア形式」の2種類があります。どちらを選ぶかで職務経歴書の内容も違ってくるのでよく判断しましょう。これまで保育士としての仕事を続けてきた方はキャリア形式、別の職業でのキャリアがある方は編年体形式の方が適しています。自分のキャリアに合わせて適切な方を選びましょう。
(6)わかりやすく自分の長所を伝えるよう心がける
スキルや特技を記載するところもありますが、保育士に関連する資格はもちろん、得意分野やスキルなどもアピール材料として書いておきたいところです。こうした注意点を踏まえておくだけでも人事担当者の目を引く職務経歴書を書いていくことができるはずです。自己PRもよく考えた上でわかりやすく自分の長所を伝えられる内容を心がけて書いていきたいところです。
ポイント
人手不足の影響もあって未経験でも採用されやすい環境である一方、どこもキャリアがある保育士を求めています。未経験の人材をうまくまとめて教育する上でもそうした人材が欠かせないからです。そのため職務経歴書で保育士としてのキャリアをアピールできればよい待遇、あるいはポストで採用されるチャンスに恵まれます。
まとめ
履歴書と違い職務経歴書はどうしても軽視されがちなのですが、面接だけでは伝えきれない自分の実績を伝える絶好のチャンスがそこにはあるのです。どうしても入りたい保育園がある時には尚更のこと、履歴書と同じくらい注力して作成していくようにしましょう。
また、繰り返しになりますが、その際には「とにかく分かりやすく書くこと」を意識していくようにしましょう。なお、履歴書作成については「保育士転職で知っておきたい履歴書作成の注意点とポイント」を参照ください。
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ホイミー(元保育士)

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