子育てと仕事の両立が困難となり退職せざるえなかった保育士は少なくありません。特に子供が小さいうちは色々と手がかかるものですから、次の職場探しが困難を極める場合もあります。
ここでは、そんな子育て中の保育士が転職先を選ぶ際に必ずおさえておいてほしいポイントを子供の年代別に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.未就学児の子供がいる保育士が転職する場合
未就学児の子供がいる保育士が求人を探す場合、自分の職場で自分の子供も保育してもらえるような職場を探したいものです。保育園によっては、保育士の子供は優先的に入れてもらえる所がありますし、子供を保育する職場で働いているわけですから、わざわざ別の保育園に子供を預けてから出勤するというのは手間も時間もかかるものです。できるだけ、子どもの保育園も兼ねられる職場を探したいですね。
規則的なシフトで働ける職場を探す
未就学児の子供がいる場合、勤務時間が不規則になってしまうと子供の生活のリズムにも大きな支障が出てしまうため、規則的なシフトで働ける職場を探しましょう。保育士の職場の中には、早朝保育や夜間保育などで保育士の勤務時間がシフト勤務になってしまう所がありますが、パートナーの協力や理解を得られない場合には、自分のシフト勤務に合わせて子供が複数の保育園をはしごしなければいけない事態にもなりかねません。
給料や待遇よりも勤務時間を優先する
未就学児の子供がいる場合には、転職ではお給料や待遇よりも、勤務時間を優先して仕事探しをしたほうが、育児と仕事を両立しやすくなるのでおすすめです。できるだけ子供は同じ生活のリズムで暮らせるように、ママさん保育士も勤務時間が規則正しいお仕事を探したいものです。
保育士求人を数多く取り扱う転職サイトを利用する
保育士の求人情報を数多く取り扱う転職サイトを利用すると、いろいろな条件や希望に合わせてたくさんの選択肢の中から求人を絞り込むことができます。無料で利用できる転職サイトが多いですし、広い地域でのお仕事を紹介しているので、満足できる転職先をきっと見つけることができます。
2.小学校低学年の子供がいる保育士が転職する場合
子供が小学校低学年だと、学校での運動会や授業参観など、たくさんのイベントがあります。親としてはこうしたイベントに参加したいですし、子供が病気の時には家にいて看病したいものです。
そのため、小学校低学年の子がいる保育士は、正社員という雇用形態で働くよりも、パートとして働いたほうが、時間的に融通が利きやすくなります。
パートとして一日数時間だけ働ける仕事がオススメ
保育士のお仕事は全国的に不足しているため、求人募集は正社員のものもたくさんありますが、パートとして一日数時間だけ働けるお仕事などもたくさん出されています。その中から、時給や勤務時間を比較しながら、自分にとって働きやすいお仕事を見つけると良いでしょう。
また、職場によっては子供のイベント時には気持ちよくお休みさせてくれる所もありますから、そうした働きやすい職場を見つけたいところです。
年収の金額によってはパートナーの扶養に入れる
パートとして働く場合、年収の金額によってはパートナーの扶養に入ることができるので、年金や健康保険の面で家計にとってプラスになる場合があります。
ハローワークや転職サイトで求人を見つけよう
パートとして働ける保育士の求人は、いろいろな所で見つけることができます。ハローワークで紹介してもらうこともできますし、保育士の求人をたくさん取り扱っている転職サイトでも見つけることができます。なお、自治体によっては市役所などに求人募集の張り紙が出されていたりもするので、探す方法はたくさんあります。
ポイント
ただし、いろいろな方法で探せるお仕事は、多くの人が応募してくるので、採用されるためにはかなり狭き門になってしまう場合があるので注意しましょう。
3.小学校高学年以上の子供がいる保育士が転職する場合
小学校高学年以上の子供がいる家庭では、子供が学校に行っている時間が働き時となります。このぐらいの年齢になると、体調が悪くて家で休んでいる時でも、親が付っきりで看病する必要はなくなりますから、保育士にとっても、子どもの具合が悪いから仕事を休むということは少なくなり、正社員としても働きやすくなります。
夕食時にできるだけ家にいることができる仕事を見つける
正社員として働く場合には、子どもが学校から帰ってくる夕食時に間に合わない場合があるため、小学校高学年以上の子供がいる保育士が仕事を探す際には、夕食時にできるだけ家にいることができる仕事を見つけたいものです。
早朝保育を行っている保育園が狙い目!
多くの場合、夕食時に家にいたい人は正社員ではなくパートとして働くことが多いのですが、近年では早朝保育を行っている保育園が増えていて、そのために働く保育士の勤務時間もシフト勤務で早朝からになっている人もいます。
ポイント
朝早くから働き始めれば退社できる時間も早くなるわけで、職場によっては正社員として働きながらも、夕食に間に合うように帰宅できるというライフスタイルを維持することができます。
習い事や塾などのお迎えができるよう配慮する
このぐらいの年齢になると、習い事や塾などで親が送迎する機会が多くなります。そのため、そうした送迎ができるように夜間はできるだけ在宅でいたいですよね。
まとめ
子育て中の保育士が転職をする際におさえるポイントは以下の通りです。
- 未就学児の子供がいる場合はできるだけ託児所付きの職場を探す
- 小学校低学年まではパート勤務がオススメ
- 小学校高学年からは習い事のお迎え時間にも配慮する
仕事を探す際には、毎日規則正しい勤務時間で働けるお仕事を見つけると同時に、シフト勤務で夜勤が入ったりしない職場を探すことが大切です。子供の生活のリズムやスケジュールに合わせて仕事を探すのが、家庭と仕事を両立するコツとなります。
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ホイミー(元保育士)

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