経験が少ない新人保育士は、経験不足ゆえに、色々と悩む場面も多いのではないでしょうか。今活躍している先輩保育士も、かつては同じように悩んだ時代があります。
今回は、保育士が新人の時に知っておくと働きやすくなる心構えを紹介します。新人保育士は、是非、1度読んでみて下さい。
1.最低でも1年間は働き続ける
新人のうちは楽しい仕事だけでなく、様々なトラブルも発生するでしょう。しかし、多少辛い場合でもまずは1年働き続けてみてください。保育や教育の現場は年度で動いています。
保育士として1年通して働くことは、自身の経験値を積むことにもなりますし、子どもたちのためにも繋がります。どうしても辛くて辞めたい場合でも、年度末の3月までは同じ保育園で勤務し続けることをおすすめします。
1年頑張ると2年目以降働きやすくなる
保育士として働き始めた1年目は、すべてが初めての経験です。その最初の1年を耐え抜き、同じ保育園で2年目を迎えることが出来れば、今度からはすべてが2回目の経験になります。
1年目は初めてのことばかりで右も左もわからなかったとしても、2年目からはすでに経験済みのことが多く、余裕をもって仕事に取り組むことができます。
ポイント
保育士の仕事は2年目にして本格的に始まると言っても過言ではないです。
2.先輩保育士の仕事の技を盗む時は真意を盗む
経験の浅い保育士は、子どもへの声かけ・手遊び・子どものまとめ方・制作など、先輩保育士を見て学んでいく方が、無駄な時間をかけずに仕事を覚えられます。
しかし、同じ保育士であっても、先輩保育士と入ったばかりの保育士では立場が違います。その点を理解せずに、先輩保育士のやり方をそっくり真似していた場合、必ずどこかで綻びが生じます。
先輩保育士の仕事を見て技を盗む場合は、表面だけを見るのではなく、必ず真意まで見て盗むようにしましょう。
製作を真似する場合
先輩保育士の製作の形だけを真似ることに必死になると、自分のクラスの子ども達に合った製作ではなくなる可能性があります。
単純に、先輩保育士の製作の真似をして同じような製作をするのではなく、「先輩保育士はどういう考えでその製作を行ったのか」を考え、その考え方を真似して、自分のクラスの製作に活かしていきましょう。
ポイント
自分なりに子どもに合わせた製作を行ったけどうまくいかなかった場合は、すぐに反省し、改善点を考え、次に活かしていくことが大切です。
子どもへの声かけを真似する場合
先輩保育士の声掛けのやり方をそのまま真似して上手くいかなった場合、まず、真似すべき点は「声掛けのやり方」ではなく、「先輩保育士と同じように子どもに好かれる」という点です。
子どもは自分の心に正直です。大人のように役職や経験年数で相手を判断しない代わりに、自分の好き・嫌いという感情で動きます。すなわち、大好きな人の言葉なら耳に入るということです。
子どもへの声掛けをうまくなりたい場合は、子どもとの関係づくりを1から見直してみましょう。
手遊びや子どものまとめ方を真似する場合
子どもの気を引くには、慣れ親しんだメロディーを使うことが有効です。手遊び自体は先輩保育士の真似でもいいですが、手遊びをする際に歌う歌の歌詞を1部変えて歌うなど、ちょっとしたアレンジを加えると良いでしょう。
最初の頃は「先輩保育士の目が気になる」「子どもがのってきてくれない」と感じるかもしれませんが、子どもたちは保育士それぞれが持っている個性に惹かれていきます。
ポイント
手遊び1つの中にも、自分の個性を盛りこむことで、子どもたちの関心を引くことができます。
3.苦手を認め、新しい事に挑戦していく
保育の仕事は人間を育てていく仕事です。そのため、人生を通して得た経験が仕事に生かされてきます。仕事ばかりでなく、プライベートでもたくさんの経験をして自分を大きくすることが、結果として保育の仕事に返ってきます。
アンテナをはりめぐらせて公私共にたくさんの経験をしていきましょう。
努力する保育士の姿は子供に良い影響を与える
保育士は子ども達の前で苦手なことをしなければいけない場合もあります。子ども達の前で失敗する姿を見せることはとても勇気が要ります。
しかし、苦手を苦手なままにしておくのではなく、「自分はこれが苦手なのだ」と認め、少しずつでいいので立ち向かっていくことが大切です。
ポイント
苦手を克服しようとする保育士の姿は、子ども達にも良い影響を与えます。苦手なことを克服しようとする子どもが出てくる可能性もありますし、努力する友達を笑う子どもがいなくなる可能性も考えられます。
子どもと一緒に挑戦することで自分も成長できる
子ども達は日々チャレンジすることで成長していきます。中でも、運動会や発表会といった行事は、子ども達にとって特に大きな挑戦の場となります。
子ども達が思い切り成長する機会にただ応援しているだけでは、保育士は子ども達に差をつけられて1年間が終わってしまいます。子ども達に挑戦させる機会には、保育士自身も何らかの挑戦をすることで、自身の成長にも繋がります。
以下に挑戦例を挙げておきます。
- 子ども達と一緒にダンスやなわとびをする
- 劇中で使われる歌の作詞をする
- 保護者や子ども達の前でピアノやギターを演奏する
子ども達にばかり挑戦させ自分は応援ばかりという、「口だけの先生」にならないためにも、保育士自身で積極的に挑戦する場を設けていきましょう。
まとめ
先輩保育士は新人保育士にまだ知識や実力がないことを分かっています。だからこそ、子ども達と保育の仕事に真摯に向き合うことが、新人保育士には何よりも求められています。
- 最低でも1年間は働き続ける
- 先輩保育士の仕事の技を盗む時は真意を盗む
- 保育の仕事には全ての経験が活きる
新人保育士は今回紹介した上記の心構えを押さえて仕事をすることで、保育士として働きやすくなります。保育士として長く働けるよう、子ども達と共に日々保育士自身も成長していきましょう。
最新情報をお届けします
Twitter でフォローしよう!
Follow @hoiku4_com
マル先生

最新記事 by マル先生 (全て見る)
- 新人保育士の心構え!働きやすくなるコツとは? - 2017年5月31日
- 保育士が辞めたくなる理由と保育の現場を離れずにすむ働き方 - 2017年5月9日
保育士資格があれば正社員の転職はもちろん、非常勤やパートでも利用できるよ!「運営者:ホイクミー」のプチ解説つき!詳細は利用した保育士の口コミを見てね。口コミには個人差があるので、3社ほど無料登録して自身で必ず比較してね。
1位・マイナビ保育士
やっぱり大手の転職会社はしっかりしてるよね。保育士転職会社は大手の転職会社がいままでなかったんだけど、条件の良い転職求人を探して比較したりするならココかな。やっぱり一番おすすめだよ。
2位・保育ひろば
保育ひろばさんは担当者の方が丁寧で親切なんだよね。非常勤(パート・アルバイト)でも使えるし、もちろん正社員の転職も可能だよ。良い意味で使い勝手が良いサイトだね!
3位・保育エイド
対応スタッフの方がなんと全員女性限定!対応はしっかりしてるし、人間関係で悩んでいる保育士さんの転職に特化しているんだよね。ちなみに、保育士資格を持っていなくても、パート・アルバイトで保育補助の仕事も紹介してくれるんだよね。
全国で50社以上ある保育士専用の転職求人サイトをリアルな保育士の口コミで比較ランキングしています。完全に無料で転職もサポートしてくれるのでお勧めばかりです。