福祉分野専門窓口で求人を探している女性保育士

保育士の転職には「福祉分野専門窓口」を活用すべき理由

転職をしようと考えた時にハローワークを訪れる保育士も多いのではないでしょうか。ハローワークには、保育士の資格が優遇される「福祉分野専門の窓口」が設置されている場合があります。

私自身は、こちらの窓口を利用することで、非常に納得のいく転職をすることができました。ここでは、そんな私自身の経験を元に、保育士転職の際に「福祉分野専門窓口」を活用すべき理由について紹介していきます。

※なお、私が利用したのは「大阪府」の福祉分野専門窓口です。地域によってサービスに違いがある可能性はございますので、詳しくはお近くの窓口に直接お問い合わせください。

 

福祉分野専門」の窓口について

福祉専門窓口を訪れる女性保育士

ハローワークに設置されている「福祉分野の仕事の専門窓口」を『ハートフルワークコーナー』と呼びます。ここではでは福祉分野での仕事を探している利用者に、よりきめ細やかなサポートを行ってくれます。

また、わざわざ他の利用者と同じように番号札をとって長時間待つ必要もありません。東京都では以下の6ヵ所のハローワークに設置されています。

「福祉分野専門窓口」ということで、保育分野以外にも介護・医療系求人もここが窓口になります。近年では「介護・保育一体型の施設」「病児保育施設・訪問病児保育士の求人」等、保育士の活躍の場も、従来の保育という概念だけでなく福祉分野全体のなかの一つのポジションとして広がってきています。

上記のような福祉施設への転職を探している保育士・一般的な保育園の求人を探している保育士は、「福祉分野専門窓口」を利用することで、より広い視野で求人を探すことができます。

 

「福祉分野専門」の窓口が設置されている理由

わざわざ福祉分野専門の窓口が設置されている理由には、「福祉分野の人材ニーズが高まっているから」ということが挙げられます。

  • 結婚した女性の社会進出
  • 共働き家庭の増加
  • 単身家庭の増加
  • 核家族、祖父母の手が借りられない事情の家庭が増加
  • 保育士の離職率の高さ

少子高齢化と言われ、子供の数自体は減っています。しかし、このようにさまざまな社会的背景や理由で、保育士を始めとした各福祉分野で働く職員が足りていないというのが昨今の現実です。

保育士資格などの資格を持っている「有資格者」は、「どの福祉施設もが積極的に求めている人材」です。そのため、総合窓口とは別に、より優遇される専門の窓口が用意されています。

 

ポイント

保育士へのポイント

「福祉分野専門窓口」を利用すると、独学で保育士資格を取得し、実習や現場での経験がない未経験の保育士であっても、保育士の求人を紹介して貰えることもあります。

 

保育士が「福祉分野専門窓口」を活用すべき理由

福祉分野専門の窓口で相談する女性保育士

以前、別タイトルでの転職経験談「独学取得やブランク保育士必見!ゼロから保育園就職・転職を目指す方法とは?」として、少しこの「福祉分野専門窓口」を訪問した際のことに触れました。

以降で、「福祉分野専門窓口」で行った転職活動について、詳しく書かせていただきます。

 

保育士資格を持っている求職者は求められている

初めてハローワークを利用する際には、「求職申込書」という簡単な登録カードを書きます。その際、保有資格欄に「保育士資格」と書いた瞬間に、職員の方の表情が「おっ」となったように感じたことを覚えています。

求職者カードが発行されると、そこに「保」というスタンプが押してあり、一目で「保育士資格保有者」とわかるようになっていました。

カード発行後すぐに担当者の方から「保育士さんはこっちです!」と、「福祉分野専門窓口」の存在・場所・利用方法を教わりました。

同じ場所で求職申込書を書いていた他の利用者は、その後職業紹介を受けるために番号札を取り、更に説明を聞くために並んでいたように思うので、福祉分野の特別感を感じたのを覚えています。

ちなみに、ハローワークで扱っている子ども関係の仕事の求人では「保育士」が圧倒的に多いとのことでした。

 

固定観念に縛られない仕事探しができる

筆者がまず驚いたのは、一角に置いてある分厚いファイルや大量の掲示物が、すべて福祉分野の求人であることでした。

介護業界の求人が圧倒的に多いのですが、保育業界の求人もたくさんありました。保育士の仕事の中には、一般的な保育園での勤務以外にもさまざまな求人がありました。

  • 保育士資格が必要な、ベビーシッターのような訪問の仕事
  • 病児保育施設など、体調を崩している子どもを対象とした保育の仕事
  • 障がい児保育・放課後デイサービスのように、障がい分野とも関連の深い仕事
  • 学童保育のように小学生を対象とした仕事
  • 産婦人科等で、新生児やその母親のケアや相談業務をおこなう仕事

家のパソコンを使って「保育士 ○○(地名) 求人」等のキーワードで検索をしたとしても、上位表示されるのはほとんどすべてが保育園の求人であり、その求人をいくつか見るだけで終わっていたと思います。

多様な種類の求人を知ることができたことで、転職に対しての選択肢が広がり、固定観念に縛られない仕事探しができました。

 

ポイント

保育士へのポイント

求人票のファイルには施設のパンフレットが入っているものもあり、それぞれの職場の雰囲気も知ることができます。

 

保育士未経験者やブランクがある保育士にも専門窓口は心強い

保育士の働き口が豊富にあることは、働いている保育士の間ではよく知られているのかもしれません。

しかし、筆者のように「保育士養成機関で学んだことや、実習をした経験がない保育士」「現場を何年も離れブランクがある保育士」のような存在には、「こういうのもあるよ」という情報開示場所の存在は、とても心強いのではないかと思います。

 

ポイント

保育士へのポイント

福祉分野の専門窓口を利用すれば、「保育士=保育園勤務」といった固定観念に縛られることなく、さまざまな情報や求人の現状をしっかりと見た上で、相談窓口に行くことができます。

 

条件面での不安も窓口で相談しながら決められる

筆者は、転職活動はしていたものの、当時はまだ保育園にも入っていない0歳の子どもを子育て中で、保育士に転職したい気持ちの反面、さまざまな条件が整わないと転職が厳しい状態でした。

  • 自宅から30分圏内
  • 託児所や系列で我が子を預けられる保育園がある施設
  • 短時間勤務
  • 乳幼児保育未経験OK

担当の方と相談しながら、窓口ではこのようなさまざま条件を提示しました。しかし、結論から述べると、託児所つきという条件以外を満たす求人は結構ありました。

特に「保育士課程ではない大学を卒業。しかも卒業後、結構年数が経っているうえ、保育士未経験」という状態の上、短時間等と言っているのにこんなにOKといってくれる求人があるのかと驚きました。

 

福祉分野専門窓口の職員ならでは情報量

「福祉分野専門窓口」の職員の方は、やはり地域の保育施設事情にも詳しいようでした。

「ここは未経験の方も実際に働き続けられていますよ」「新しくできた保育園できれいですよ」等、保育士転職をされた利用者の情報や各保育園についての情報をしっかり持たれている印象を受けました。

 

詳しい求人票で、最初から自分に合った勤務先を選べる

求人をいくつか見て驚いたのは、「保育園における6時間程度のパート勤務」という同じ条件でも、その業務内容はさまざまだったことです。

  • 担任補助業務・連絡帳の記入・保護者対応といった、正社員並みの業務内容を提示している保育園
  • 清掃・配膳・日中活動のサポートといった、あくまで補助や裏方を募集している保育園

どちらの求人が良いかはそれぞれの保育士よると思うので、より自分に合っていると思う求人を選んでください。

 

ポイント

保育士へのポイント

具体的な業務内を提示してくれている求人票の方が、就業してから「思っていたのと違う」といった悩みも少なくて済みます。詳細まで詳しく見ることができるのも、専門コーナーの魅力の一つです。

 

求人票の送付サービスの利用で効率よく仕事を探せる

ハローワークの活用法やサービスは、窓口でのやりとりだけではないということもわかりました。「転職活動中でも現在の仕事がある」「ハローワークが遠方にある」など、連日ハローワークに行ける保育士ばかりではありません。

しかし、他の求職者もいるため良い求人はそう長くは残らないでしょう。筆者は「現在離職しているが、子育て中で頻繁にはこちらに足を運べない」ということを担当者に伝えました。

すると、「マッチする求人が出れば優先的に郵送してくれる」というサービスがあることを教えてくれました。

到着する資料は自分が提示した条件にマッチした求人なので、後は自宅に居ながらその施設について調べ、詳細条件を確認し、気に入れば応募をすれば良いのです。

余計な時間をかけずにピンポイントな求人を見ることができるので、忙しい毎日のなかで転職活動を行っている保育士には、とてもおすすめのサービスです。

 

ポイント

保育士へのポイント

求人票の送付サービスはとても便利ですが、郵送している間に他の保育士の採用が決まってしまう場合もあります。

 

求職者側に嬉しいサポートが多い

「福祉分野専門窓口」は、先述の通り「特に人材が不足している福祉分野」の求人を扱っているだけに、「どうにか求職者側の条件に合う職場を見つけよう」という職員の方の熱意がすごく伝わってきました。

  • 職場の雰囲気が分かりやすいように、パンフレットが一緒にファイリングされた求人票ファイル
  • 見やすく分けられた求人情報などの掲示物
  • 豊富な保育系イベントや説明会
  • 条件に合う求人票を送付してくれるサービス
  • 一般の職業紹介窓口のように長時間待たなくとも、スムーズに相談できる専門窓口

保育士だからと贔屓をしてもらっているわけでは決してないとは思いますが、「福祉分野専門窓口」を利用することは、とても有益な情報を得ることができると同時に、有意義な時間の使い方ができる場所だと感じました。

 

保育士が採用試験に受かる確率をアップする方法

セミナーを受けて学ぶ女性保育士

「福祉分野専門窓口」を設置するハローワークでは、様々なセミナーや説明会が催されます。良い条件の保育の求人が見つかったとしても、面接や書類選考で不採用となってしまっては、そこで働くことはできません。

セミナーや説明会に参加して、転職活動におけるマナーや知識を学んでおくことで、採用試験に受かる確率を上げることができます。

 

ハローワークが開催する保育士におすすめのセミナー

保育分野の説明会はもちろんですが、保育分野以外への転職者向けの説明会も受けておくと役に立ちます。ハローワークが行うセミナーや説明会で学べる保育士におすすめのセミナーは以下の通りです。

  • 職務経歴書の書き方
  • 面接での立ち振舞い
  • 転職活動の心構え
  • 社会人としての接遇・マナー

保育士は言動の一つ一つが、子どもたちの成長にダイレクトに関わってきます。保育士として働く以上は、どこで働いても子どもへの影響のことも考えなければなりません。

社会人としての意識を高く持ち、一度講習を受け、あらかじめ言葉遣いやマナー等を学んでおくと良いでしょう。

 

ポイント

保育士へのポイント

ハローワークで開催されているセミナーや説明会の多くは、無料で参加できます。

 

まとめ

筆者はこれまで求人を探す際は、「希望の仕事をするためには応募先に自分がすべてを合わせなくてはいけない」と思い込んでいました。

しかし、「福祉分野専門窓口」の存在を知り、利用したことで、そんな考えはすべて思い込みだということがわかりました。保育士の求人を探す場所の一つとして、お互いの希望や条件をマッチングして紹介してくれる「福祉分野専門窓口」はとてもおすすめです。

転職希望の保育士の方がハローワークに行かれる際には、ぜひ「福祉分野専門窓口」に立ち寄り、その分野に詳しい職員の方にいろいろと相談をしてみてください。
情報源・参考:東京労働局 東京ハローワーク「福祉分野(介護・看護・保育等)の仕事をお探しの方へ」

 

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ひよどり(元保育士)

ひよどり(元保育士)

認可保育所・認可外保育所・学童保育所での勤務経験があります。現在は1児の母として初めての育児奮闘中!それぞれの施設での勤務年数は浅いですが、さまざまな保育現場で見てきたことや転職活動を通して学んだこと、自身の子育ての経験や調べていく中で得た知識などすべてを含めて、「記事を通して誰かのお役に立てること」を目標にがんばっていきたいです!


保育士の転職口コミ

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4.26
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3.57
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3位保育エイド

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3.8
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