待機児童問題についてさまざまな計画を実行していますが、それでも尚、東京都の待機児童問題は未だ深刻な状況です。現在、東京都は待機児童解消のために保育士の給料に最大2万3千円の補助をしていますが、それでも保育士不足であることに変わりがありません。
こういった現状を見て東京都は「保育士の給与について能力やキャリアに見合った改善が必要」とし、国だけでなく東京都としての改善策を併せ、2万1千円を更に上乗せした平均月額4万4千円を補助する方針を発表しました。
東京都の保育士給料が4万4千円上がることについて
今回の保育士の給料の値上げは「保育士の勤務年数に応じて給料を上げている保育施設・事業者」に対して2017年度から助成されます。去年の保育士への支援金が2万3千円で新しく2万1千円の上乗せされるため、月額にして4万4千円給料が上がることになります。
保育士の平均給与が32万を超える
東京都とは別に、2017年度から国も保育士へ月3万円の補助を行っています。このことを併せると、東京都の保育士の平均給与は32万円を超えます。この32万円という給与は幼稚園教諭と同じ水準です。
産休明けの保育士にはベビーシッター代を全額負担
東京都の保育士には、産休や育児休暇後に自分の子どもが待機児童となり復帰が困難とした問題もあります。こうした潜在保育士の職場復帰を促すためにも上限月額28万円のベビーシッター代を全額負担するとのことです。
東京都の保育施設の事業者へは資産税免除の対策も
東京都は2017年度から保育士の給料を引き上げるだけでなく、保育施設の事業者に向けても保育施設の使用場所として貸し付けられている土地や家屋の固定資産税を全額免除する計画を発表しています。
全国で初めて土地提供を後押しする方針
東京都の保育施設の事業者に対して固定資産税を免除する計画は全国初の試みです。こうした保育施設の固定資産税の免除により、更に保育サービスの場や保育士の働ける場所を拡大していく考えです。
まとめ
人工が多い東京都では待機児童数も比例して多いです。具体的な東京都で働く保育士の給料引き上げについては2016年度から2万3千円の引き上げが実行され、今年2017年に再度2万1千円上乗せが決定になることから考えても、確実に待遇が改善されてきています。
また、給料引き上げだけではなく、潜在保育士の職場復帰に対して具体的な援助策も実施されています。
今後、東京都の保育士はより良い環境で働ける期待が非常に高いため、転職や復帰を考える際には、今回の政策による支援が受けられるか考えながら職場を見つけると良いでしょう。
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ホイミー(元保育士)

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